杉原商店は、明治4年から10代続く越前和紙の問屋です。「和紙ソムリエ」の異名を持つ産地のキーマン、杉原吉直さんが、2018年に自社の敷地内にあった築100年の蔵を改築し、和紙ギャラリーがオープンしました。蔵の特徴が活かされた広々としたギャラリー内には、杉原商店の和紙をはじめ、他にも和紙の原料などがセンス良く並べられており、越前和紙の奥深さを楽しく学ぶことができます。和紙と漆を融合させた「漆和紙（うるわし）」、ちぎれるデザイン「ちぎり和紙」、インクジェットプリンタに対応する「羽二重紙（はぶたえし）」、和紙の凹凸感でオリジナルデザインを表現できる「Decor Washi」、建築インテリア向けの「Sun Hold Collection」など多様なアイテムが勢揃い。毎月第4土曜日のみのオープン、かつアポイント制ですが、わざわざ見に行く価値がある場所です。