ろくろ舎は、漆器のベースとなる素地を削り出す丸物木地工房です。北海道から移住してろくろ舎を創立した代表の酒井義夫さんが、伝統的な技術を継承しながら「価値の再定義」をコンセプトに様々なプロダクトを製作しています。2015年に発表した土に還る木製プランター「TIMBER POT」は、Young Designer Award 2015を受賞。また、2018年よりからはじめた漆器の受注会「オンリー椀」を全国各地で開催するなどはじめ、思考停止にならず、木地師という生業を続けていくために、何をすべきかを常に考えて実践しています。現在では、移動式の丸物木地工房「ろくろ車」で全国を巡る企画が進んでおり、どこでも誰でも木地師の手仕事を間近で見て感じたり、義夫さんのゆるっとしたキャラクターにも触れることができる日が近々訪れそうです。