2026.01.05

1月5日恒例神事 「漉き初め式」

越前和紙産地の仕事はじめ。「漉き初め式」が行われました。



福井県越前市今立地区で、越前和紙産地の仕事始めとなる「漉き初め式」。
和紙産業関係者や伝統工芸士が集まる中、SUKUのスタッフも参加させていただきました。

「漉き初め式」は、新年の紙業の繁栄を祈願する、越前和紙産地に根づいた伝統行事です。
年の初めに和紙の関係者が一堂に会し、顔をあわせて年始のご挨拶のできる嬉しい瞬間から始まりました。
岡太神社・大瀧神社の神主さんにより、紙漉き道具や和紙の原料などが御神水で清められる神事が行われ、
1500年以上歌い継がれてきた「紙漉き唄」がやなせ和紙の柳瀬晴夫さんにより歌われる中、
地域の和紙職人の皆さんが一枚一枚丁寧に紙を漉き上げ、ちりを取り、繊維をほぐす工程を一堂に見ることができました。


越前紙漉き唄は、紙漉きの仕事とともに歌いつがれてきた仕事歌。
「川上御前かわかみごぜん(紙漉きを伝えたといわれる神様)から授さずかった紙漉きの仕事が,親から子,子から孫へと受けつがれ,清い心と清い水,これからもいっそう辛抱しんぼう(努力)して,よりよい紙漉きを続けていきたい。」と歌われているそうです。


代々歌い継がれてきた背景に、日々の紙漉きの様子や1500年間紙を作り続けてきた人々の日常があったことを感じさせる時間でした。


SUKUでの滞在をきっかけに、こうした「人」との出会いからその思いや背景に触れていただけるよう、これからも地域の様々な場所や機会をご案内していきます。