つつじバスの待ち時間で困ったら!鯖江駅前街中ぶらり散歩旅のススメ
皆さん、こんにちは!TOURISTOREマネージャーの安田です。
私がマネージャーを担当するTOURISTOREは鯖江市河和田地区にあるのですが、鯖江市が運営する「つつじバス」に乗ってお越しいただくお客様がいらっしゃいます。
でもこの「つつじバス」、地方にありがちな運行本数少ないという問題がございまして、乗り継ぎを計画しないと待ちぼうけを食うことになります。
そこで今回はTOURISTOREにつつじバスでお越しになる方の気持ちになって、モデル「バスの待ち時間をいかに楽しく過ごすか?」というモデルコースをご紹介したいと思います。
さて、やってきましたJR「鯖江駅」
駅前のロータリーにはこれでもかと言わんばかりに「めがね」推し!
鯖江市は国産めがねフレームの実に96%を製造する、正真正銘のめがねの聖地なのです。
(毎年夏には「めがねフェス」なる、めがねの祭典も開催しています)
よーし、つつじバスに乗って河和田に行くぞーー!とバス停へ。あれ?運行本数、やっぱり少ない〜〜!でも今日はバスの待ち時間を楽しく過ごすことが目的。これは想定な範囲内。では踵を返し鯖江駅に戻ります。

目指すは「観光案内所」。
この観光案内所には「鯖江駅眼鏡」というめがねを購入できるスペースがあり、実際にその場で検眼して後日レンズの入ったフレームを送ってもらうこともできます。
さらに500円で体験できるワークショップまで。
「15分ほどあれば体験いただけますが、熱心な方は1時間ほどじっくり時間をかけられることも。」と係の方。
ひょっとしたら、ここだけでバスの時間まで時間を過ごすことも出来てしまうかもしれません。それも良いかも!でも今回はもうちょっと先へ足を伸ばしてみましょう。

続いて向かったのは「Hana道場」。
ここはかつて「人絹織物検査所」として、昭和10年に建てられた建物です。
歴史を感じる扉をくぐって中に入り2階に上がると、そこにはパソコンに向かってお仕事をされている方達がいらっしゃいます。
フリーのコワーキングスペースとして開放しており、しかも鯖江メイドの品々を販売しているので、お土産のものを探されている方にもおすすめです。
この時はHana道場を運営する竹部美樹さんに、お話を伺うことが出来ました。
「Hana道場はあらゆる世代の交流や、めがね・漆器・繊維といった鯖江伝統のものづくりと最先端のITを掛け合わせることでイノベーションを起こす場。こども用のプログラミングパソコン『ichigojam』や、20歳未満の方なら3Dプリンターやレザーカッターも無料でご利用いただけます。」
竹部さんのお話から、鯖江のものづくりを支えていく意気込みを感じました。
そして竹部さんの鯖江への深い愛は最近また一つ、別の形として発表されました。それがこの「さばぷら」!
「さばぷらは20〜40代の女性をターゲットに、女性の意見を聞きながら作りました。鯖江の街中をぷらっと散策するときに参考にしていただきたいです。また定期的に賛同いただいている各店舗一斉で、コト巡りイベントを開催しています。まちを楽しむだけではなく、コトも楽しんでいただければ!」と早速中を見ると「おお!これ今回ご紹介しているモデルコースよりも、数段上の充実度では!!」と目を見張る出来栄え。
「せっかくですから安田さんも『さばぷら』しませんか?」
あれれ、案内している私が案内される状況に!
竹部さんに案内されて向かった先は「富士書店」
ブックカフェとして2019年にリニューアルオープンしました。
「ここのタピオカドリンクが絶品なの!」
竹部さんに勧められるまま「いちごみるくタピオカ」を注文。
書店内の奥の厨房から、店主の山本みどりさんがいちごを刻むトントントンという音が聞こえてきます。
「お待たせしました」

出てきたいちごみるくタピオカは、ほぼいちごと言わんばかりの溢れ出す果汁感!!「うまい!人生で一番美味しいいちごみるくだ!!!」慎ましく沈んでいるもっちもちのタピオカも良いアクセント。

ドリンクはテイクアウトも出来ますし、もちろん店内でいただくことも。この日も立ち読みならぬ座り読みをしながら、お茶の時間を楽しむお客様がいらっしゃいました。
「昔は鯖江駅周辺の街中も小規模ながらスーパーマーケットがあったり、小さな商店があって活気があった。」と竹部さん。少しでもその時の賑わいを街に呼び戻そうと頑張る人たちがいる。鯖江っていい街だなぁ。
竹部さん、山本さんと別れて、鯖江の商店街を歩きます。
商店街の先に本日最後の目的地「ミート&デリカささき」が見えてきました。

「ミート&デリカささき」の名物はなんといっても「サバエドッグ」!
福井名物の「ソースカツ丼」を手軽に食べられるように工夫した、鯖江のソウルフードです。
「サバエドッグお願いします!」
「少々お待ちください。」
出来上がりを待つ間も、お客様が次々ご来店。お肉やお惣菜と一緒に皆さんサバエドッグも注文されます。本当に人気の商品なんですね!
「お待ちどうさまでした!」
ソースをくぐった揚げたてのサバエドッグが、なんとも美味しそうな香りを漂わせます。
かぶりつくとそれはまさに「ソースカツ丼」そのもの。
濃厚ソースと国産豚肉の旨みを福井県産コシヒカリがガッツリ受け止め、お口いっぱいに幸せが広がります!
一本をあっという間に平らげると、そろそろバスの時間かも?
駅に戻る途中Hana道場を覗くと、かつてここでプログラミングを学び今は高専生の先輩が、後輩に教えているところでした。

人と人の柔らかな繋がりがめぐる、気持ちの良い時間を過ごしました。
さていよいよ駅に向かってバスに乗らなきゃ!
皆さんも鯖江駅前にお越しの際は、散歩のように街に繰り出してみてください。
きっとバスの待ち時間だって、あっという間ですよ!乗り遅れには十分ご注意くださいね。
案内人
